太陽光発電の隠れた敵、「ホットスポット」とは?原因から対策まで解説
- 優 中野
- 2月24日
- 読了時間: 3分
更新日:4月15日
太陽光発電を導入している方なら、「ホットスポット」という言葉を一度は耳にしたことがあるかもしれません。でも、それが何で、どんな影響があるのか、意外と知られていないんです。実は、落ち葉1枚がきっかけでパネルが焦げたり、火事につながるリスクもあるこの現象。今回は、ホットスポットの原因と対策を分かりやすくお伝えします。
ホットスポットって何?
太陽光パネルの一部が異常に熱を持つ現象、それがホットスポットです。たとえば、パネルに落ち葉や鳥のフン、雑草の影が落ちると、その部分だけ発電できなくなります。パネルは通常、直列でつながっているので、他の部分は発電を続ける一方、影になった部分で電流が滞り、抵抗となって熱が発生するんです。この熱、場合によっては100℃を超えることもあるんですよ。
ホットスポットのリスク
「ちょっと熱くなるだけなら大丈夫でしょ?」と思うかもしれませんが、実はそうでもありません。まず、発電量が落ちるのが一つ。1枚のパネルにホットスポットができるだけで、全体の効率が下がってしまうんです。さらに怖いのは、熱が原因でパネルが焦げたり、最悪の場合は火災につながる可能性があること。実際に、ホットスポットがきっかけで焼損した事例も報告されています。
どうしてホットスポットが起こるの?
主な原因は、パネル表面に「影」や「汚れ」ができることです。たとえば
- 落ち葉や鳥のフンが積もる
- 周囲の雑草や木の影が伸びてくる
- 埃や砂が堆積する
これらが発電を妨げると、電流の流れが乱れてホットスポットが生まれます。特に、雑草が伸びやすい場所や、鳥がよく飛来するエリアでは注意が必要です。
対策はシンプルだけど効果的
ホットスポットを防ぐには、ちょっとした工夫でOKです。以下の方法を試してみてください
1. 定期的な掃除
パネルに汚れや落ち葉が溜まらないよう、こまめにチェックして掃除しましょう。
2. 雑草対策
パネルの下に防草シートを敷いたり、定期的に草刈りをするのがおすすめ。
3. 監視システムの導入
発電量を毎日確認できる遠隔監視システムがあれば、異常をすぐ発見できます。
4. 赤外線点検
ホットスポットは目で見て分からないことが多いので、赤外線サーモグラフィーを使うと高温部分が一目瞭然。最近はドローンで撮影する効率的な方法も増えてます。
最後に
太陽光発電についてホットスポットのような不具合には気を付けたいところ。落ち葉1枚が火事につながるなんて想像したくないですよね。定期的なメンテナンスと早めの対策で、安心して発電を続けましょう。もし「うちのパネル、大丈夫かな?」と思ったら、まずは発電量をチェックしてみてくださいね。
太陽光発電設備について不安がある方は、お気軽にお問い合わせください!最適な点検・メンテナンス方法をご提案いたします。
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